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院長のつぶやき「腫瘍切除」

2011.06.15

今回の院長のつぶやきは、「腫瘍切除」です。最近は、ワンちゃんやネコちゃんも長生きになったため腫瘍の症例が多くなっています。そんな腫瘍の中でも目に付きやすい皮膚の腫瘍は特に多いです。いわゆる皮膚の「できのも」ですが、悪いものだと皮膚ガンということになります。

今回は、そんな皮膚腫瘍の症例をご紹介します。症例は、43歳のオスで体重78kg、右の顔面におできができたということで心配されていました。最初はニキビかと思っておられたようですが徐々に大きくなりかゆみも伴ってきたということで、経過を武田先生に写真で撮ってもらいました。

ということで、症例はなんとわたくし院長でした!皮膚科を受診し滋賀医大を紹介していただきで切除してもらいました。

手術から帰って来た時の写真です。腕には、患者確認ようのブレスレット(?)が!

術後2日目の写真です。この姿になってから患者さんに「どうされたのですか?」とご心配を頂くようになりました。だいたい、「犬か猫にひっかかれたのですか?」というご質問だったのですが、「自分で取ったんですか?」とか「ブラック・ジャック」みたいとか、ゴミでも付いていると思われたのかじっと見つめられたり、まあ結構反応を楽しんでいました。ああっ質問の答えですか?最初はまじめに「腫瘍ができて取ったんですよ〜」って答えていたのですが信じてもらえなくて、調子にのって「夫婦喧嘩で嫁さんに引っかかれました」なんて答えてしました。

病理検査の結果良性腫瘍で完全切除ができていたということでひと安心していますが、いろんな意味でいい経験でした。

普段動物達の診察をし数多くの皮膚腫瘍の手術をしている自分が、今回手術を受けるという逆の立場になって感じたことは、素人判断せず何かができたら早めに診察をうけ、腫瘍なら小さいうちに取るこということです。このことは、もちろん動物達にも言えることで、小さければ手術による負担も少なくなりますし、たとえ悪性の腫瘍でも完全に取り切れ完治も望めますので、しこりが見つかったらすぐに連れて来てあげて下さいね。

 

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